オーラルフレイル 対策に、made from 日本海の魚!

オーラルフレイル とは?

 「 フレイル 」という言葉を最近テレビなどのメディアで耳にしたことがないでしょうか?

 

「フレイル」とは日本老年医学会が2014年5月に提唱した概念で、高齢者の健康状態が「加齢による身体や認知機能の衰弱が見られる」けどまだ「介護まで必要としない」という状態のことを言います。

 

 

簡単に言うと高齢者の状態が、健康 > 高齢者の状態 > 要介護という状態です。(図でいうと前フレイル、フレイル)

 

言葉の由来は「Frailty(虚弱)」という単語です。

 

このフレイル状態で特に「 歯や口(オーラル)の機能の虚弱(フレイル)」のことをオーラルフレイルと言います。

 

こちらも簡単に言うと噛む・飲む・話す機能の衰えを指します。

 

「健康はお口から」と言われるように、しっかりと食べ物を噛めるという事は健康と大きな関係があることは分かっています。

 

【お口が健康】



    • 食べ物を美味しく噛んで食べられる。

 

    • 噛む力があると食物繊維が多い食べ物(肉などのタンパク質類)を食べられるので筋肉量の低下を防ぐ。

 

    • 噛むことで脳の血流が活発化し認知機能の低下を防ぐ。

 

    • 口の周りの筋肉が増え表情が豊かに、また滑舌が良くなり人や社会との関わりが活発になる。

 

    • 噛むことで唾液の分泌が活発になり唾液の成分により細菌侵入を防ぎます。

 

    • 唾液には活性酸素を抑え老化防止の作用があります。



【お口が不健康】



    • 食べ物を美味しく噛んで食べられない。

 

    • 噛む力がないので柔らかいご飯やパン、うどんなどの炭水化物を食べるようになり、肥満につながり動脈硬化などになりやすい。

 

    • 食物繊維が多い(肉などのタンパク質類)を食べなくなりタンパク質の摂取量が減り、筋肉量の低下を招く。

 

    • 筋肉量の低下により運動機能が低下し、転倒したり歩行する能力が低下。

 

    • 滑舌が悪くなり社会との関わりが億劫になる。

 

    • 唾液の分泌量が減り歯周病のリスクが増えたり虫歯になりやすい。



 

お口が健康か不健康か/しっかりと噛む力があるかないかでこれだけ健康に差が出るのは少し怖い気がしますね。

 

このオーラルフレイルの怖い点は、一度オーラルフレイルの負の連鎖にハマってしまうと加速度を付けて身体機能が低下し要介護状態へと一直線という点です。

 

当店のお客様は高齢者の方が多いので、身体機能低下(フレイル状態)から転倒したのをきっかけに寝たきりになり亡くなられるといった事例がよくありました。

 

 

フレイルの負の連鎖から抜け出せないでいると何かのアクシデントで即要介護というパターンです。

 

高齢者が完全に要介護状態をすっ飛ばしてあの世に行くのは実は稀らしいですが、要介護状態を短くし出来る事ならすっ飛ばして「ピンピンコロリ」で往生したいと思うのは私だけでしょうか・・・。

 

じゃあオーラルフレイル(老化/衰弱状態)の負の連鎖にハマらない方法はあるのでしょうか?

 

もちろんありますよ~w

 

 

 

オーラルフレイル 対策

 

1.歯医者さんに定期的に通いましょう

 

定期的に血液検査や胃カメラを飲むよう健康診断を受ける様に、歯の健康を維持する意味で定期的に歯科検診を受けましょう。

 

虫歯や歯周病などの歯に関する病気を患っている場合治療するのが先決です、歯医者さんで治療してもいましょう。

 

実はこれがオーラルフレイルに限らず既にフレイルの負の連鎖にハマっている方には難しいらしく、「歯医者に行く」「外出する」といった行動が身体的だけでなく精神的に億劫に感じるようです。

 

フレイル対策の3つの柱は「運動」「社会参加」「栄養」です。

 

「歯医者に行く」「外出する」という行動は「社会参加」の一つと言えます。

 

最初は億劫かもしれませんが身近な人がアシストして重い腰を上げて欲しい所です。

 

 

 

【オーラルフレイルのチェックシート】

 

 

出所:公益社団法人日本歯科医師会リーフレット「オーラルフレイル」

 

そしてまず自分の口の健康状態を知りましょう。

 

日本歯科医師会のリーフレットが分かりやすいので掲載しておきます。

 

義歯を入れている方はしっかりと噛めるようかかりつけの歯医者さんに相談しましょう。

 

また定期的に歯の検診し悪い所を治療しましょう。

 

 

 

2.噛む力を強くすると「運動」「社会参加」「栄養」全てに良い!

 

嚙む力が強い【お口が健康】である状態がどんなに身体に良いかはこのページの前半で記しています。

 



    • 食べ物を美味しく噛んで食べられる。

 

    • 噛む力があると食物繊維が多い食べ物(肉などのタンパク質類)を食べられるので筋肉量の低下を防ぐ。

 

    • 噛むことで脳の血流が活発化し認知機能の低下を防ぐ。

 

    • 口の周りの筋肉が増え表情が豊かに、また滑舌が良くなり人や社会との関わりが活発になる。

 

    • 噛むことで唾液の分泌が活発になり唾液の成分により細菌侵入を防ぎます。

 

    • 唾液には活性酸素を抑え老化防止の作用があります。



 

噛む力を強くすると栄養豊富な食べ物を食べられ、脳が活性化し、滑舌が良くなり、唾液の分泌が活発になる。

 

特に口の周りの筋肉が増えることで表情豊かに、また滑舌がよくなるとは知りませんでしたね~。

 

噛む力を付けることでフレイル対策の3つの柱「運動」「社会参加」「栄養」、全てを解決できることが分かります。

 

 

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