11月6日、山陰沖日本海の ズワイガニ 漁が解禁
平成29年度、山陰沖日本海で ズワイガニ 漁が解禁されました。
兵庫県但馬地域では5日夜底引き網漁船、合計49隻が出港して解禁となる6日午前0時に一斉に網を入れました。
出港した49隻のうち43隻は6日の内に帰港してすぐに競りにかけられました。
そして、なんと!
柴山漁港では松葉ガニ(ズワイガニ雄)1枚に117万5,990円の値が付いたそうです!
ズワイガニ1枚に117万円って、スゴイ!
鳥取県からは県漁協と田後漁協から計23隻が出漁、本日7日に鳥取港、網代港、境港港で初競りが行われました。
境港市場は熱気が凄かったです。
1年の儲けの大半をこのカニで上げるという業者も多く、みなさん気合が入っていましたね~。
カニがない時はここまでの活気はありません。
1年のお祭りの始まりですから無理もありませんね。
なんにせよ活気があるとこちらも元気を頂けます。
ですが、さすがに初競りなので高い!
毎年ズワイガニ漁解禁の前には予約注文を頂いているのですが、さすがにここまでの値段ではお客様に出せません。
贈答用でお金に糸目をつけないと言われても、さすがに目の玉の飛び出るようなこの金額を見ると二の足を踏みますね。
ですが、仕入れないと商売になりませんので品定めしてから買い付けます。
今年も日本海山陰沖のズワイガニは美味しく食べられそうです。
今日は、予約で注文頂いているのに合うズワイガニとセコガニ(セイコガニ、ズワイガニの雌)を仕入れました。
セコガニは味も濃厚で、味噌汁に入れてよし、ボイルして身を食べても良し。
更に、内子といわれるまだ未熟な卵を腹の中、外子といわれるある程度大きくなった卵を腹の外に抱えています。
好きな人はこの内子、外子の方が身より大好きという方もいらっしゃいます。
また、カニといえばカニミソを連想される方もいらっしゃるように、セコガニもカニミソの濃厚な味を味わえます。
カニミソは節足動物特有の器官で中腸線、または肝膵臓とも呼ばれており、脊椎動物である人間でいうところの肝臓と膵臓になります。
これがまたたまりません。
セコガニは卵を産む親ガニとして手厚く保護されており、漁期は約2か月ほどしかありません。
ぜひ一度ご賞味ください。