のどぐろ一夜干し は最高の味わい

のどぐろ一夜干し を作りました。

今年は暖冬で雪が降らず雨ばっかりで、天日干しでの干物づくりにとってはあまり良い天候とは言えませんでしたが、1月も終盤にかかった先日からようやく冬らしい気温になってきました。

大山のスキー場ではようやく雪が積もってスキー客が集まったと聞きましたが、年々温暖化が進んでいるのを肌で感じますね。

鮮魚移動販売風景

以前はサゴシやサワラは弓ヶ浜では獲れなかったそうですが、水温の上昇からか最近では弓ヶ浜で多くの漁獲量が見込めるようになってきました。

そのうち南方でしか獲れないカジキやウツボやサメなどが、普通に境港市場でセリにかかっている時代が来るかもしれませんねw

当店は自家製の干物がウリの一つですが、上質な一夜干しに必要なこの冬の天気を待ちわびていました。

のどぐろ一夜干し

早速干物づくりを開始、ウロコをうって開いていきます。

今日はのどぐろ・あじ・エテカレイ・ベランスカレイ・シロハタ・沖ギスの干物を作りましたが、結構な量の魚を捌きました、疲れたw

のどぐろは脂がのっていてウロコをうつ前に水につけると、脂がじんわりと水に浮いてくる程でした。

これほど脂がのっていれば美味しいこと間違いなし。

背開きで開いてやって内臓とエラを取り除きます。

10枚20枚程度では大したことはありませんが、何百匹となると流石に堪えます。

アジもノドグロも背骨のところに血合いがありますが、残っていると少し匂いがでるので丁寧に歯ブラシを使って取っていきます。

のどぐろ一夜干し

綺麗に洗って一定時間塩水に漬けた後、串にさして干してやります。

当店の場合機械を使ってではなく天日で干すので、この時の気温や湿度が干物づくりに適していないと出来が悪くなって味が落ちてしまいます。

今日は適度に気温が低くて風もありますので美味しい干物が出来ると思います。

沖ギス、白ハタも同様に一枚づつ丁寧に料理していきます。

エラを綺麗に落とすのと血合いを洗ってやるのもノドグロ同様で、この時の処理の仕方で出来上がりが大きく違ってきます。

エテガレイやベランスカレイなどの大きな魚を捌くのと基本同じですが、この数の多さに途中で嫌気がさしますw

私はこういう細かい作業は基本大嫌いですw

この後エテガレイとベランスカレイも料理して塩水に漬け、天日に干しました。

一夜明けたら綺麗に仕上がっていました。

やっぱり今の時期の干物の出来上がりはとても良いですね。

冬場の気温や湿度ももちろんですが、魚も脂を身に貯めていて一夜干し造りに最適な条件がそろっています。

焼き一夜干し

早速出来上がりをすぐに食べてみましたが、やっぱり最高に美味しかったです!

写真の腕が悪くてさっぱり美味しそうに見えませんがw、塩加減も乾き具合も絶品でした。

細かい作業にはうんざりしますが、こうやって美味しく出来上がると疲れもふっとんで我ながら嬉しいw

ぜひ一度機会があれば食べてみて下さい!

 

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かやの鮮魚店店舗風景

通常営業日だった月曜日を定休日にして、日曜日の営業を始めました。

よろしくお願いいたします。

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