新鮮なモサエビは地元でしか食べられない産地限定グルメ!
先週から モサエビ (ドロエビ)を市場で見かけるようになりました。
大漁という訳ではありませんので数は知れていますが、ほぼ毎日ありますので当店もよく仕入れています。
地元のお客様に大変人気があってあっという間に売れてしまいますね~、ありがたいことです。
モサエビは痛むのが早くすぐに変色してしまいますので、通販では鮮度にとても気を付けています。
今日仕入れた モサエビ も活きているエビは綺麗な色なんですが、活きていないエビは既に色が変わってきています。
モサエビは正式名称は「クロザコエビ」といって沖合底びき網漁で水揚げされます。
漁期は9~5月ですが旬もまた同じ時期で秋~春ごろになります。
大変美味しくて人気のあるエビで刺身はもちろん、塩焼き・ボイル・天ぷら・汁物となんでも美味しくいただけます。
刺身で食べるとモサエビの濃厚な甘い味が口いっぱいに広がります。
アマエビと比べて身に水分が少ないので食感もよくて、エビ好きなら幾らでも食べられそうですw
新鮮なモサエビの頭を吸ってエビみその味を楽しむのも最高です。
焼き物にすると甲羅の香ばしい香りが濃厚な身の味を最高に引き立てて、大変美味しくいただけます。
皮はそのまま身と食べた方がモサエビの旨味を楽しめます。
頭は剥いてミソを楽しんでもよし、そのまま丸ごと食べてもよしです。
私の中ではオニエビと並んで最高に大好きなエビの一つです。
境港の地元のお客様は刺身で食べるか味噌汁の具として食べますね。
これまたモサエビの味噌汁がまた絶品で、モサエビから出る出汁が最高に濃厚な旨味でぜひ一度味わって頂きたい味です。
元々が大変美味しいエビですので、どんな料理でも美味しくいただけるエビです。
天ぷらなんかにしても最高に味わい深いエビです。
オニエビは漁獲量が少ない貴重なエビ
モサエビの箱の中に少しだけ混じっているのがこの「オニエビ」です。
モサエビと比べて身体がごつくて鎧の様なトゲが頭にあります。
山陰のオニエビは漁獲量が少なく貴重な海老で、なかなかお目にかかれません。
たまに箱一杯などで競りにかかっていますが、値段が高すぎて当店なんかでは扱いきれませんw
獲れる数が少ないこともあり値段も高く、スーパーなどで見かけることもありませんね。
このエビが最高に美味しくて身は濃厚で甘さがあり大きな頭に詰まったみそも濃厚そのものです。
焼いて食べてよし、お刺身で食べてよし、味噌汁や吸い物で食べても良し、味噌汁なんかだと良い出汁が出て大変美味しく頂けます。
私は焼いたオニエビが大好きで、香ばしい身はもちろん、頭のみそも好物中の好物です。
モサエビの中にこうやって何匹か混じっていることが多いのですが、これがお客様に見つかるとエビをひっかきまわしてオニエビを探そうとするのでこうやって事前に選り分けておきます。
エビ好きのお客様だと他の客にとられないように目の色を変えてモサエビをかき回すので、エビが傷んで困りますw
なかなかお目にかかる機会がないかもしれませんが、ぜひ一度ご賞味いただきたいエビです。