産地復活を目指して鳥取県境港市が栽培している伯州綿を使った製品が、市老人福祉センター(同市竹内町)のほっとギャラリーで展示されている。1月5日まで。

 

伯州綿は弓浜半島に伝わる和綿。弾力性や保湿性に優れ、弓浜絣(がすり)の主原料に用いられていた。江戸時代に生産が盛んになったが、安価な外国産に押されて衰退。市農業公社は2008年から耕作放棄地で農薬や化学肥料を使わず育て、市地域おこし協力隊も栽培や商品開発を行っている。

 

会場では、境港手拭(てぬぐい)や赤ちゃんおくるみ、トートバッグ、ネクタイ、膝掛けなど約15点を展示。綿と種を分ける綿繰り機もあり、来場者の関心を誘っている。日曜、祝日と年末年始(29日~1月3日)は休館。

 

引用 日本海新聞 2017年12月28日

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