メイタガレイ (メタガレイ)の干物作り
こちらは メイタガレイ (メタガレイ)という魚です。
カエルの様に目が飛び出しているのが特徴で大体手のひらサイズ~25Cmくらいになります。
ちなみに「メイタカレイ」の名前の由来は、目と目の間にトゲがあってこれに触ると痛いので「目痛カレイ」というそうです。
メイタカレイは高級魚で塩焼き、から揚げで食べると絶品で、境港の当店のお客様もから揚げで食べるお客様が多いですね。
大きいサイズならムニエルなどでも美味しく頂けます。
年末年始にかけて干物が不足すると思うので、このメイタガレイも干物にしておこうと思います。
結構な値段がするカレイですが魚がたくさんあったので比較的安い値で仕入れることができました。
皮に独特の臭いがありその匂いが松葉に似ていることから「松葉ガレイ」とも呼ばれています。
あまり気にしたことがありませんが、気になる人には気になるようですね。
旬は初夏から晩秋とされていて特に関西で食されています。
いつものように頭を落としてハラワタを抜きます。
メイタガレイの場合他のカマスやカレイの干物の時と違い、皮に臭いがあるので皮を剥いて塩水に漬け込みます。
身が綺麗な白色というか飴色でムニエルなんかにすると最高に美味しそうです。
一定時間塩水に浸けてやってから串に刺していきますが、身がプリプリした魚ですので串を刺すのも一苦労です。
これ干物の一枚当たりの原価で言うと結構高い方になりますね~、メイタガレイは高級魚とされていますので中々干物では見たことがありませんね。
年末年始を見込んでお客様が干物をバンバン買って行きますので、とにかく干物ならなんでも作っとけという感じです。
なんにせよお客様のとんでもない大量購入を前にしていると、「こちらも負けずに大量生産しないとお客様に出す干物が無くなってしまう」との強迫観念に迫られていますw
いつものように天日に干していきますが最終的に干せたのは午後8時を回っていました。
朝4時に起きて市場に行くという日々を過ごしている私には深夜の時間帯です。
「あと少し、年末まで忙しいけど正月からはゆっくり出来る。OUランド(米子にあるスーパー銭湯)行ってゆっくり温泉につかってマッサージも受けよう」なんて考えていますw
こちらが出来上がって焼いたメイタガレイとクロムツの干物です。
元が美味しい魚ですので干物にしてももちろん美味しく頂けます。
柚子かレモンなどの柑橘類を絞って風味をつけてやると更に美味しく、メイタガレイの上品な味を楽しめます。