子どもたちに地元のジビエ料理に親しんでもらおう、と鳥取県調理師連合会「惣和会」(宮崎博士会長)は15日、三朝町内の小中学校で県産のジビエを使った給食メニューを提供した。シカ肉を取り入れたカレーは好評で、児童生徒らは笑顔で味わった。

 

同会は主に県内の和食料理人が中心となり今年4月に発足。地元食材を使った料理の開発や普及活動に取り組んでいる。

 

今回はジビエ肉を利用した食育活動の一環として日本財団の助成を受けて実施。若桜町で捕れたシカ肉と八頭町産の花御所柿など素材とレシピを提供し、三朝町調理センターが約600食分のカレーを作った。

 

このうち三朝中には宮崎会長ら会のメンバーと関係者など12人が訪れ、生徒と一緒にジビエカレーを堪能。3年の小椋奏虎さん(14)は「臭みもなく軟らかくておいしい。またいろんなジビエ料理を食べてみたい」と話した。

 

宮崎会長は「生産者の思いを料理にして子供たちに伝え、ジビエなど地元産の食材の素晴らしさを広めていきたい」と力を込めた。(田中美千留)

 

引用 日本海新聞 2017年12月16日

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