境港市外江町にある白尾神社です。
場所は外江小学校の北側にあり当店からは歩いて6~7分程度の場所にあります。
この神社は元旦の午前0時にお参りするのが昔からの我が家の行事でした。
年越し行事として元旦の午前0時より福引や餅つき、お神酒が振る舞われて、地元の人々が新年を祝います。
毎年結構な数の人々が集まって新年が明けるカウントダウンの時間には神殿から道路まで行列が出来るほどの賑わいです。
特に人気なのがゼンザイとお神酒の振る舞いで、寒い中行列に並んで冷えた体をゼンザイが温めてくれます。
酔っ払いの地元のおじさん連中は一堂に集まってただ酒を飲みながら井戸端会議をしていました。
最近は酔っ払いおじさん連中はあまり見かけないですね~、殆どの方が亡くなられました。
この白尾神社のご際神は伊勢神宮から勧請(神様のおいでを願う事)した天照大御神(アマテラスオオミカミ)、豊受姫神(トヨウケヒメノカミ)になります。
天照大御神は日本神話に登場する神さまで皇室の祖神とされ、日本国民の総氏神ともされされています。
イザナギノミコトとイザナミノミコトの娘で太陽神であり、イザナギミコトが黄泉の国から生還した時に身体を清めている最中、左目を洗った時に生まれたとされています。
スサノオノミコトの傍若無人ぶりに天岩戸に隠れたアマテラスオオミカミを出す為に八百万の神々は色々な知恵を絞る話は有名です。
豊受姫神(トヨウケヒメノカミ)は天照大御神の姪にあたり穀物の生育を司る神である稚産霊(ワクムスビ)の娘になります。
豊受姫神も親同様に食物の神であり食物・穀物を司る女神です。
ちなみに稚産霊(ワクムスビ)はイザナミノミコトが火の神・カグツチを生んだ時に大やけどをし床に伏せている時にしたオシッコから生まれたとされています。
白尾神社も財政的に厳しいようで手前の狛犬は顔がぶっ飛んで無くなったままです。
こちらが社殿になります。
写真二枚目の社殿の屋根の上にあるアンテナの様な木を千木と言いますが、女神を祭っていますので内削ぎ(水平に削られている)になっています。
外江、芝町にある白尾神社・西灘神社・清芝神社は宮司さんが一人で頑張っています。
男性の社会と言われている神職宮司の中では珍しく女性の宮司さんです。