野菜高騰いつまで… 台風影響、鍋シーズン直撃

 9~10月に相次いだ台風の影響で、鳥取県内で売られている野菜の価格が高止まりしている。ホウレンソウやハクサイが品薄状態に陥っているためで、例年と比べて3倍近く跳ね上がっているケースもある。

 

鍋料理の季節を迎えた書き入れ時に、小売業界にとっては痛手。各店は小分け野菜の品ぞろえを強化するなどして割安感をアピールしている。

 

葉物野菜の売り場で品定めする買い物客=22日、鳥取市内のスーパー

 「市場に問い合わせてもなかなか入らなくて…」。エスマート(本部・鳥取市)の担当者は困惑気味に話す。

 

 県内の各スーパーは10月下旬ごろから葉物野菜の高値が続いている。同店でもハクサイの店頭価格が22日時点で1玉(Lサイズ)500円前後となり、例年のほぼ2倍だ。

 

 鳥取協同青果(鳥取市)によると、四国や九州、岡山県などの産地が台風被害に見舞われ、鳥取県内の流通量も激減。レタス類は例年の2倍近くに高騰している。

 

 昨年も北海道などの産地が台風被害を受け、野菜価格を押し上げた。担当者は「今回も高値傾向はしばらく続く可能性がある」と懸念する。

 

 家計への影響も大きい。鳥取市内のスーパーで買い物をしていた同市湯所町1丁目の主婦、久山真衣さん(30)は「食卓に欠かせない食材だが、これだけ高いと買うのをためらう。早く回復してほしい」と願う。

 

 各店は単価を抑えようと知恵を絞る。スーパー「まるごう」を展開する丸合(本部・米子市)は、レタスなどの価格が例年の1・5倍。このため小分け売り場を拡大し、4分の1や半分に分けた商品を1・2倍に増やして対応している。

 

 エスマートは鍋料理で多用するシュンギクなどを小分けして販売。使い切りのカット野菜や天候による値段の変動が小さい野菜の品ぞろえも強化した。担当者は「需要の高い時季なので、お客さまが買い求めやすいよう努めていきたい」と話している。(田村彰彦)

 

引用 日本海新聞 2017/11/23

松葉ガニやセコガニ、アンコウ鍋など寒い時期に食べる鍋は最高ですが、白菜の値段が3倍ってすごいですね。

影響は鍋だけでなくて漬物や野菜を使うあらゆる料理に影響しますね。

一消費者としては早く値段が落ち着いて欲しいですね。

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