セコガニ 鍋 で濃厚な内子やカニミソを楽しむ
寒くなってくるとやっぱり鍋が恋しくなります。
松葉ガニ漁が解禁になってから我が家も初めてセコガニ鍋を食べました。
今年のセコガニは外子も内子も多くて外れがほとんどありません。
濃厚な内子は私の大好きな食べ物の内でもトップクラスに位置するほどで、内子を食べる時の恍惚感は言葉に表せません。
写真のセコガニも特に良いものを選り分けたものではなく、俗に言うヤケに脚欠けです。
昼間にお客様が選んで買って行かれた残りのカニで、高値では売れない(ヤケに脚欠け)ものです。
ヤケに脚欠けでも味や内子の量は全く関係ありませんのは写真を見て頂けたら分かっていただけると思います(味は写真では分かりませんが・・)
感想を先に言うと最高に美味しかったです。
我が家の鍋は水に昆布を入れて煮立てていく水鍋で、醤油と柚子を絞ったものを鍋の出汁で薄めた上にネギを乗せたタレで食べるシンプルなものですが、カニのミソや身からの出汁でかなり味の濃いい汁になりました。
ただ勢子ガニの内子の濃厚な味が汁に出てしまうと、食材すべての味が内子の味になってしまうので甲羅側の内子やカニミソをあまりグラグラと煮込まない方が良いかもしれません。
さっと熱をいれて甲羅ごと取り出して一品として別で食べたほうが良いかもです。
セコガニの脚は煮込んでもいいですが、これも身を食べるならあまり煮込まずにさっと熱を通した程度で食べないとカニの身の旨味が全部汁に出てしまって出がらしになってしまいます。
豆腐や近所の農家の方から頂いたほうれん草やエノキダケなどと一緒にカニ鍋を堪能したあとはもちろん雑炊にします。
これは最高に美味しかったですね~。
出汁にカニの旨味が凝縮されていてすごく濃厚なカニ雑炊ができました。
鍋のお供にはやっぱりこれ、柚子。
今年はたくさん柚子がなりましたのでどんどん柚子を使って行かないとなくなりません。
上等なカニと自家製柚子と収穫したての野菜の鍋は最高でした。
ぜひ一度日本海山陰のズワイガニを味わってみてください。