松葉ガニ はこれからが落ち着いてその味を楽しむ時期

ズワイガニ漁解禁から常に人気があって高値だった 松葉ガニ も、新年明けてからそろそろ値段が落ち着いてきました。

鮮魚関係者が1年分の儲けをズワイガニシーズンで稼ぐと言われますが、今シーズンもその通りでカニフィーバーが凄かったですね。

まだズワイガニシーズンは終わった訳ではないですが、贈答用などの高価な松葉ガニはもう高値を追ってまでは買われていません。

一時は手が出なかった松葉ガニも今では値が落ちているので、当店のような安くて良いものを売ることをモットーにしている店にはありがたい話です。

不思議なものですね~、1カ月程前ならお歳暮用・正月用などで高値で買われていたものと同様のものが、今ではかなり値が下がっても買い手が少ない状態です。

モノの値段は人気投票と言われることもよく分かります。

ただ、値段が下がっても松葉ガニの味が落ちたわけではありませんので、当店では自信を持って仕入・販売をしています。

本音を言うと今からが純粋に松葉ガニを楽しめる時期だと思っています。

寒い時期なので松葉ガニは鍋で食べるのが定番ですね。

我が家ではカニ鍋は鍋の出汁に醤油と柚子の搾り汁を加えた汁を漬け汁にして食べます。

柚子のサッパリした柑橘系の汁がカニの甘さとピッタリ合ってカニの味が引き立ちます。

カニの身もそうですが、出汁を取ったあとの甲羅のカニミソも最高でお酒のアテにピッタリです。

冬のカニ鍋は最高ですね。

一度挑戦して頂きたいのが焼きガニです。

松葉ガニを焼くと身の水分が抜け、カニの旨味が凝縮して大変濃厚な味になります。

身が濃厚になるのに加えて、カニの皮の香ばしい風味が身の味を引き立ててくれます。

先日久し振りに炭火で焼きガニに挑戦しましたが、あまりの美味しさと風味にビックリしましたw

特にカニミソが最高で、鍋で出汁を取った後の水っぽいカニミソと違い、焼きガニのカニミソは濃厚で思わず「美味しい!」という言葉が自然に出てきます。

ちょっと言葉では言い表せない濃厚さですが、カニ好きは病みつきになるのは間違いなしです。

写真の様に炭火で焼くと風味も最高ですが、コンロでも火加減に気を付けると美味しい焼きガニを味わえます。

焼きすぎるとカニの皮が焦げてしまって風味が台無しになりますので気を付けましょう。

松葉ガニ の選び方

贈答用に脚が揃っていて見た目が良いカニを選ぶ場合

財布と相談するだけですので簡単です。

予算に合ったサイズのカニを購入しましょう。

ご自分で食べる場合や家族に送るなどの場合で、見た目が多少良くなくても身が詰まっていれば良いという場合

  • 脚が欠けていてもカニの味は変わりませんし、揃っているものと比べてかなり安く購入できますので、脚が欠けているカニを選びましょう。
  • 甲羅や脚が黒く汚れているヤケのカニを選びましょう。

松葉ガニをよく見てみると甲羅や脚に丸いブツブツが付いていたり、黒い汚れ(ヤケ)が付いているものがあります。

黒い汚れ「ヤケ」は、カニの表面の傷などに付着した汚れが蓄積したもので、害はありません。

このヤケがあった方が身が詰まっていると言われています。

甲殻類のカニは脱皮を繰り返して大きくなりますが、脱皮をすると当然ながら汚れていない=ヤケのない新しい甲羅になります。

カニの身が詰まっているかどうか(身入り)は、脱皮してからの経過時間に比例すると言われています。

ですのでヤケがある=脱皮してから汚れが蓄積するほど年数が経っている=身が詰まっているということになります。

甲羅の丸いブツブツはカニビルと言ってヒルの仲間の一種の卵です。

カニビルはカニの身に寄生したりすることはなく、また茹でると死滅しますのでなんら問題ありません。

また、甲羅に付着しているカニビルの卵は殆どが孵化後のもぬけの殻です。

ですのでみなさんカニを購入されてこのカニビルが甲羅に付着していても気にする必要はありません。

そのまま甲羅ごと鍋にぶち込んでもかまいません。

ヤケやカニビルの付着は見た目が悪くなりますので、敬遠される方が多いのでその分安く購入できます。

あくまでも目安ですが、カニを選別するときの参考にしてください。

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気軽にBBQするなら「イワタニ 炉ばた焼器 炙りや」が便利です、私も使っています。

これがあれば気軽に焼きガニなど楽しめますので一家に一台あったら便利。

オススメです。

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