鳥取県は15日、昨年12月末現在の ズワイガニ 漁の県内水揚げ状況をまとめた。全体の水揚げ量は約651トンで前年比13%減となったが、水揚げ金額は同4%増の18億5568万円で前年並みだった。

12月末で漁期を終えた親ガニ(ズワイガニの雌)の水揚げ量は、自主規制による水揚げ量の制限や船数の減少で同16%減の約475トン(前年約568トン)。水揚げ金額は過去最高だった昨年を3103万円上回る9億8298万円となり、1キロ当たり平均単価は2067円(同1673円)だった。

松葉ガニ(ズワイガニの雄)の水揚げ量は約175トン(同約177トン)で前年並み。水揚げ金額は8億7269万円(同8億2974万円)で前年を5%上回った。

県水産課では、12月はしけの影響で操業日数が少なく水揚げが減少したが、輸入物の減少などで全国的に需要が高まっているため、全体的に水揚げ金額が上昇したとみている。

松葉ガニのトップブランド「五輝星(いつきぼし)」の水揚げは29匹(同121匹)で1匹当たりの平均単価は3万4552円。水揚げ金額は100万円にとどまった。大きいサイズが少なかった上、傷や色合いなどで基準を満たす物も少なかったため。(真田透)

引用 日本海新聞 2018年1月16日

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