鳥取県産原木生シイタケ「とっとり115」の収穫が本番を迎えている。日本きのこセンター(鳥取市叶)のビニールハウスではふっくらと肉厚に育ち、25日も職員らが出荷の準備を進めた。
菌興椎茸(シイタケ)協同組合(同市富安1丁目)によると、今年は気温が低めで推移している影響で、身が締まった良品が多い。「香りとうまみがたっぷり」と品質に自信を見せる。
とっとり115は県や生産者が3年前からブランド化を推進し、首都圏の有名百貨店で取り扱いが始まった。生産基盤が拡充され、同組合では3月中旬まで55人の生産者で昨年の1・5倍に当たる約2・5トンの出荷を見込む。
トップブランド「鳥取茸王(たけおう)」は、引き合いの多い首都圏では一足早く27日に販売が開始され、県内では来年1月15日に販売が始まる。(真田透)
引用 日本海新聞 2017年12月26日