美保神社 ~ 出雲大社 新年の参拝
明けましておめでとうございます。
令和元年になったと思ったら、あっという間に元年も終わり令和2年が始まりました。
月日が経つのは本当に早いと実感しています。
魚屋は年末までは大忙しなんですが、年が明けると閑古鳥が鳴くのがいつものことでしたので、最近では思い切って長いお休みを頂いています。
例年大みそかまで大忙しで、お休みは元旦からなのでゆっくり寝正月するのが最近の過ごし方です。
新年明けると初詣に行きますが、我が家の初詣は 白尾神社 → 美保神社 → 出雲大社と決まっていて、今年も同じパターンで参拝してきました。
白尾神社 ご際神は天照大御神と豊受姫神
境港市外江町にある白尾神社のご際神は、伊勢神宮から勧請(神様のおいでを願う事)した天照大御神(アマテラスオオミカミ)、豊受姫神(トヨウケヒメノカミ)になります。
ご存知、天照大御神は日本神話に登場する神さまで皇室の祖神とされ、日本国民の総氏神ともされされています。
イザナギノミコトとイザナミノミコトの娘で太陽神であり、イザナギミコトが黄泉の国から生還した時に身体を清めている最中、左目を洗った時に生まれたとされています。
スサノオノミコトの傍若無人ぶりに天岩戸に隠れたアマテラスオオミカミを出す為に八百万の神々は色々な知恵を絞る話は有名です。
豊受姫神(トヨウケヒメノカミ)は天照大御神の姪にあたり穀物の生育を司る神である稚産霊(ワクムスビ)の娘になります。
豊受姫神も親同様に食物の神であり食物・穀物を司る女神です。
ちなみに稚産霊(ワクムスビ)はイザナミノミコトが火の神・カグツチを生んだ時に大やけどをし床に伏せている時にしたオシッコから生まれたとされています。
白尾神社は当店のすぐご近所ということで昔から馴染み深く、また神事の際に使う神饌物の「鯛」を当店から調達して頂いている事もあって、新年の参拝の始めの神社です。
宮司さんが男性社会の神職では珍しく女性の方ですが、行事ごとなどで頑張っている姿は立派で頼もしいものです。
以前は大晦日のカウントダウンに並んで参拝していましたが、人込みに揉まれて疲れるのが億劫になって昼間に参拝するようになりましたw
寄る年波には勝てませんw
美保神社のご際神は事代主神(コトシロヌシノカミ) と三穂津姫命(ミホツヒメノミコト)
美保神社といえば恵比須様(コトシロヌシノカミ)、言わずと知れた商売繫盛の神様ですので、鮮魚店を営む身としては参拝しなきゃいけない神社の一番手です。
当日は1月6日(宵えびす祭り)でお役所や企業の仕事始めの日ということもあって、会社を上げて参拝されている団体が多かったです。
本当は1月7日の「本えびす祭り」に参拝したかったのですが、美保神社に行くには道が狭いのと駐車場が少ない為混雑が予想されたのであきらめました。
最近人混みが苦手になってますので。
美保神社は「えびす社」の総本宮ということもあって、全国の「十日えびす」に先駆けて1月7日に「本えびす祭り」を行います。
「本えびす祭」の前日が「宵えびす祭り」、あくる日が「残えびす祭り」となります。
境港からもバスが出ているようなので、境港に観光に来られたら一足延ばして美保神社に参拝するのも良いと思います。
出雲大社 際神は大国主大神(オオクニヌシノオオカミ)
「だいこくさま」として慕われている大国主大神(オオクニヌシノオオカミ)にまつわる神話としては
- 因幡の白兎
- 大国主の神話(八十神の迫害・根の国訪問・大国主の妻問い)
- 大国主の国づくり
- 葦原中国平定
などがありますが、やはり一番馴染み深い神話は「因幡の白兎」ですね。
弟の八十神達の求婚の旅に荷物持ちとして付いていた大国主命が、毛を剥かれたウサギを助けます。
このウサギはワニザメを騙して隠岐から鳥取に渡ってきたのですが、騙されたことを知った最後のワニザメに毛を剥かれ、傷を負っていたのです。
八十神がウサギに嘘の治療法を教え傷はひどくなったが、大国主命が正しい治療法を教えてウサギの傷を癒したところ、ウサギは「八上姫(八十神の求婚相手)はあなたと結婚するでしょう」と予言、八上姫は予言通り大国主命を結婚相手に選びます。
大国主命は八上姫との間には木俣神(御井神)という神を授かっていて、木俣神は木の神様、安産の神様として祭られています。
ちなみに大国主命は八上比売(ヤカミヒメ)以外に須勢理毘売(スセリビメ、スサノオノミコトの娘)、神屋楯比売(カムヤタテヒメ、美保神社のご際神:事代主神の母)など多くの女性を妻にして百八十一柱もの子を授かったと言われています。
そして大黒様のお子さまの一人が事代主神(コトシロヌシノカミ、えびす様)として美保神社に祭られています。
出雲大社、美保神社を散策、魚屋の休日/山陰観光スポットウォッチング
ぐるっと参拝しましたが、正月三が日ではなかったのでさほど人は多くはありませんでした。
参拝するのにはやっぱり少し日付をずらしてのんびりとするのが良いですね~。
このあと食事は「蕎麦処八雲」の三色割子そばを頂きました。
タレが甘めで出汁が効いてて美味しかったですね~。
蕎麦湯にタレを入れて頂きましたが、これも美味しかった。
満足です。
帰りに近くにある「島根ワイナリー」でワインを購入。
島根ワイナリーの「縁結び」が大好きなんですが、島根ワイナリーだけでしか売ってないので、毎年大人買いしてしまいます。
一升瓶で販売していますがワイン好きなのであっという間になくなってしまいます。
ノドグロが結構な値段ですね~。