サンマ 不漁との噂でしたが・・
去年は50年ぶりの不漁と言われて値段もかなり上がったサンマ、今年はどうなるかと思ってたら・・
なんのことはない、7月までは不漁だと言われていましたが一転して北海道では秋の漁獲量のピークに匹敵するほどの水揚げがあがっているそうです。
サンマの不漁は中国や台湾が北海道や三陸沖の公海で大規模な漁船団で乱獲しまくっていて、日本に来る前に根こそぎ獲られてしまうのが原因だとテレビなどで盛んに報道されていました。
果たして本当のところはどうなんでしょうか?
中国ではここ5年でサンマの漁獲高が24倍に増えたと言われているほどサンマが大人気、というより日本食が人気になって鮮魚を大量に食べるようになったそうですが、じゃぁその分どれくらい日本のサンマ漁獲量が減っているかと言うと10年で7割減っているそうです。
24倍とか7割減と言っても比べようがありませんので直近の漁獲量のデータ(2015年)で言うと、日本11.2万t、中国4.8万t、台湾15.8万トンと中国は騒がれている割には日本の半分の以下しかサンマを獲っていません。
テレビではサンマの資源を中国・台湾が獲り尽くしているというような報道でしたが、実はサンマを獲っている日本や中国、台湾、ロシア、韓国などの漁獲高をすべて合わせてもその年のサンマ来遊資源量の3割にもなりません。
残り7割のサンマは水揚げされていないのです。
じゃぁ何故これほど不漁なのかと言うと潮の流れと水温の変化でサンマの回遊ルートが変わり日本近海では獲りにくくなったことと、不漁を見越して漁師が出漁しないことも不漁に拍車をかけていると言われています。
潮の流れに水温の変化というと自然の事ですので誰もどうしようもありませんね~。
まぁ色んな原因が絡んだ話だと思いますが、鮮魚店からすると秋の風物詩と言えるサンマは大漁旗があがるほど獲れてスーパーで気楽に買える魚であってほしいですね。
サンマの食べ方というとやっぱり塩焼きが定番ですね。
脂ののった秋刀魚の身に大根おろしと醤油、すだちの搾り汁をかけると最高ですね。
大根おろしとすだちとサンマのトリオは昔からの馴染みの味で秋を感じさせます。
サンマの塩焼きというか我が家では魚を塩焼きにする時は大体ハラワタを抜かずにそのまま焼きます。
ハラワタを抜かない方が身にハラワタの旨味が味わえるので昔からそうですね~。
新鮮な秋刀魚は刺身でも大変美味しく頂けます。
ワサビではなくてショウガ醤油の方がサンマの脂にはピッタリです。
秋の風物詩のサンマが美味しいですよ、ぜひ一度ご賞味ください。