松葉ガニ 良品 を入荷、セコガニは高かったです
松葉ガニ 良品、脚欠けSサイズを入荷しました。
当店では贈答用以外では脚欠け、ヤケなどをよく入荷します。
脚欠け、ヤケなどは見た目が少し劣るだけで味は脚が揃った綺麗な元とくらべても全く違いはありません。
見た目が悪い分競り値が低くなりますので、そういったお買い得な松葉ガニ、セコガニを積極的に仕入れています。
今日はセコガニは高くて手が出ませんでしたね~、今日はカニは無理かなと思っていたら松葉ガニでありました条件にかなうものが。
地元の方でセコガニ中毒、松葉ガニ中毒の方はべつに見た目を気にしません、気にするのは身の詰まり方だけです。
中毒患者さん達にとって脚欠けは重さが軽くなる分安くなりますし、綺麗な甲羅よりもヤケの方が身が詰まっている確率は高いのでむしろ脚欠けヤケを好んで購入します。
ヤケがなぜ身が詰まっている確率が高いかというと、ヤケというのは甲羅についた海中の汚れのことですがこのヤケは長い時間がかからないと甲羅に黒く付着して沈着しません。
カニ・エビは脱皮をして大きくなるので、ヤケがあるということは前回の脱皮から相当の時間が経っているということになります。
カニ・エビの身の密度(詰まり方)は脱皮してからの経過時間に比例すると言われていますので、ヤケがあった方が脱皮してからかなりの時間が経ったという証になるのです。
といっても贈答用などでは綺麗なカニを送りたいと思うのが人の心なので、見た目の悪いヤケ君はそれだけでかなり低く評価されているということになります。
ですので一度騙されたと思って食べてみてくださいw
セコガニが高かったのはちょっとつらいなぁ。
境港ではキツネガツオと呼ばれていますが正式名称は「ハガツオ」と言います。
地域によってはサバガツオ、シマガツオ、スジガツオなどと呼ばれているようです。
なぜキツネガツオかというと顔が普通のカツオと比べてシュッとして細い(キツネ顔)からだと言われています。
大体は写真のように50~60Cm程度の大きさですが稀に1m近くのものもいます。
赤身の魚でカツオと名前がつくように痛むのが早いです。
境港ではやっぱり刺身、焼き魚、煮魚で食べられるようです。
このキツネガツオを狙って漁をすることはありませんので、恐らく定置網に入っていたものを思われます。
もちろん捌いて刺身にして販売したりしますが、毎回ではありませんが当店ではこのキツネガツオやサワラ、サゴシなどを入荷すると捌いた身の表面を軽く火で炙ってタタキにして販売します。
刺身や煮付けばかり食べている地元のお客様にはこのタタキが結構評判がよくて、今度タタキを作ったら教えてくれと予約が入ります。
普段食べている刺身と比べてタタキの香ばしさなどが新鮮な味に感じるようです。
今ハマチに脂がのっていてとても美味しいです。
刺身にして食べてももちろん美味しいですが、このサイズだと切り身にして照焼にしても美味しく頂けます。
脂がのっていないハマチはまるで美味しくありませんが、最近のハマチは脂ノリノリでおすすめです。
ぜひ一度ご賞味ください。