松葉ガニ 販売 始めてかれこれ10日
ズワイガニ漁が解禁になってからかれこれ10日程経ちますが、セコガニ・松葉ガニ共に身が痩せてどうにもならないカニやヤワラの割合が今年は少ない気がします。
甲羅が少し柔らかい程度のものは結構ありますが、脚まで身がないかというとそんなことはありません。
毎年仕入れた松葉ガニの何割かは全く商品にならないダメなカニが混ざっているのが当たり前なので、今年の駄目カニの比率が少ないのは不思議な気がします。
本当に商品にならないダルマ(全ての脚がない)などは当店では仕入れてもどうしようもないので仕入れませんが、中にはこのダルマを安く大量に買う業者さんがいらっしゃいます。
料理屋にでも卸しているんでしょうかね~、甲羅を使ったカニグラタンや甲羅酒を出すようなところに・・・
ただ、ダルマを仕入れて販売する先があるなら美味しい商売と言えますね。
松葉や勢子を扱う鮮魚関係者も千差万別で、ある一定以上の贈答用などに使う5立以上のものしか仕入れない業者や、ダルマや脚欠けを選んで仕入れる業者、活ガニメインで勝負する業者、ネットで大々的に販売する業者など商魂たくましい方々ばっかりです。
当店は贈答用の目の玉が飛び出るような「五輝星」の仕入れなんてとんでもないw、安くて美味しく食べられるカニを仕入れます。
予約を頂ければ「五輝星」でも仕入れますがw
脚欠け、ヤケがあっても美味しく食べられるものを仕入れています。
写真の松葉ガニは甲羅が柔らかいヤワラだったので商品にならず、魚屋としての商品確認のためやむを得ず当家の晩御飯となりましたw
ですが意外にも脚にはしっかり身が詰まっていましたので今年は本当の大外れは少ないなと思いました。
その代わり甲羅側はヤワラだけあって身が余り詰まってなかったので、出汁に使っただけです。
脚は普通に美味しく頂きました。
「食のみやこ鳥取県」のポスターになります。
11月第4土曜日が鳥取県「松葉ガニの日」とは知らなかったです・・恥ずかしながらw
弘化2年(1845年)に鳥取藩で松葉ガニの文献があると書いてありますが、200年近くも昔に松葉ガニをどうやって獲っていたんでしょうか?
松葉ガニの生息する環境はかなりの深海のはずですがそれだけ長いロープを作ってカニカゴで獲っていたんでしょうか?
今度一度調べて見ます、純粋に興味があります。
こちらも「食のみやこ鳥取県」のポスターになります。
早速当店でもポスターをディスプレイしました。
鳥取県の食品販売業者として純粋に鳥取県のおいしい松葉ガニ、勢子ガニがメジャーになってくれたらうれしく思います。