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イモガツオのタタキ、ノドグロ干物/今日の晩御飯編

イモガツオ とノドグロを美味しくいただきました

松葉ガニを入荷して発送処理を行うと忙しくて晩ご飯の用意をしている暇もありません。

こういう日は当店の自家製の干物の出来具合、魚介類の味などを確認する大切な商品チェックの日となりますw

干物は毎日作っていますがやはり同じ味を出すのは難しいですね~、特に雨が降ったりすると湿度が上がってしまい干物が乾くまでに時間が掛かってしまうので微妙に味が変わります。

山陰と言われるだけあって冬場は雨か雪のイメージしか持っていませんが、やっぱりカラッと晴れた良い天気がいいですね。

まず雨や雪が降っているとお客様が外出されませんので魚が売れませんし、なにより心がどんよりします。

本日の夕ご飯

忙しかったので焼くだけのおかずです。

鯛・ノドグロの干物、ブリ・ツバスの照焼、イモガツオのタタキと見事な居酒屋メニューです。

ノドグロはもう少し干さないといけないよな~なんて思いながら干している物を取ってきて焼きましたが、やっぱり乾きが足りなかったです。

ノドグロ(アカムツ)干物の焼き物(写真がボケボケ)

ほんの微妙な差ですが美味しくなり切れていなくて完成品ではなかったですが、それはそれで美味しかったです。

やっぱり人気があるだけあってノドグロは美味しい魚ですね。

真鯛の干物

手のひらサイズの真鯛を背開きにして干物にしたものですが、当店の場合は冬場しか真鯛は干物にしませんね。

真鯛の味が冬場の方が良いのと、干物の人気ランキングで言うとノドグロ・アジ・エテガレイ・べランスガレイ・カマスなどと比べると少し落ちるので、天日干しで美味しく仕上がる冬場しか作りません。

美味しくないわけではもちろんありません、とても美味しいのですがライバルが強敵だらけですからねw

真鯛・ノドグロの干物

人気ランキングではトップクラスでなくても、こうやって干していると真鯛も通りがかりの常連さんに串単位で売れていきます。

何にせよお客様は新しいものというか珍しい物好きで、普段作ってないような干物を作ると我も我もと購入されます。

この鯛の干物も上品な味ですので是非一度ご賞味ください。

イモガツオのタタキ

こちらはイモガツオ(ソウダガツオ)のタタキ、脂がのっていて大変美味でした。

境港ではイモガツオと呼ばれていますが正式名称は「ソウダガツオ」です。

「ソウダガツオ」には「ヒラソウダ」「マルソウダ」の2種類があるんですが、市場や小売、流通の際にも区別されることはあまりありません。

本ガツオと比べて小さくて漁獲されるのは40㎝程度のものが多いですね。

境港では煮付けで食べる方が多いですね。

ソウダガツオは傷むのが早くて新鮮なものしか刺身で食べてはいけませんので気を付けましょう。

表面を炙って脂を燃やしてタタキにしますが、これが結構お客様に人気があります。

今回のイモガツオは脂がたんまりのっていましたので、満足いただけたと思います。

ブリの照焼(既製品)

こちらは他社の加工食品のブリの照焼(温めるだけ)です。

全日空の機内食で使われているもので当店でも扱わせてもらっています。

このブリの照焼は地元のお客様には結構人気があるのですが、私には少し甘すぎました。

境港の年配の方の煮付けは大体甘すぎて辛すぎるものですが、このブリの照焼は負けず劣らずの甘さでした。

ただこれは好みの問題ですね~、甘いものが好きな人がいれば辛いものが好きな人もいますからね。

私の場合はお酒が好きなのでどっちかというと辛い物好きなので少し口に合わなかったです。

ただ、ブリ自体は温めるだけの商品としては美味しかったです。

今の保存技術はすごい。

ツバスの照焼

こちらはツバスの照焼です。

関西ではツバス→ハマチ→メジロ→ブリと名前が変わる出世魚ですが、境港ではあまりメジロとは言いませんね。

境港ではハマチの大きいのはマルゴ、その次がブリになります。

試しにツバスの照焼に挑戦してみましたが、ハマチと比べて脂がのっていないこともあって照焼としては少し物足りなかったです。

やはり照焼で美味しく食べるにはハマチやマルゴやブリのように脂がノリノリのサイズが大きい方が良いようです。

日々こうやって食の研究をしておりますw

紅まどんな

最後のデザートは友人が送ってくれた紅まどんな。

これはもうミカンの味ではないですね~、「オレンジとミカンのハーフ、まさにみかんのIT革命や~w」

あぁ、美味しい、幸せ。