毎日の日課の移動販売ですが日によってコースが違います。
同じコースを毎日回ってもそうそう毎日購入される方は少ないですし、なによりすべての移動販売地点を半日で回るのは無理無理カタツムリです。
また木曜日・土曜日は移動販売は行っていませんので大体1つの移動販売ポイントへ伺うのは週に2~3回程度でしょうか。
ただ、1日のスタート地点は決まっていて水木しげるロード(妖怪書庫隣の駐車場)になります。
こちらは昔からの馴染みのお客様が特に多いので毎日お魚の販売をさせて頂いています。
こちらのお客様方はとにかく毎日お魚をよく買うw
また、ここは移動販売の最初の販売地点で当日仕入れた魚を一番早く買えることを知っている、お魚にうるさい方々の来られる場所です。
ですので魚を選別する目が鋭くて活きが少し良くなかったりするともう購入されません。
エテガレイ干物とカマス、アジの干物などの鉄板商品は出来る限り持って行くのですが、この先頭地点で既に結構出てしまいます。
こちらのおばあさんはエテガレイ干物2皿買って帰られました。
いつもありがとうございます、Aさん。
こうやって移動販売していると、出来ればずっとこうやって年配のお客様に直接新鮮なお魚を選んで買って頂きたいなといつも思います。
やっぱり魚介類中毒患者の私は死ぬまで自分が選んだ魚介類を食べていたい、心の底からそう思っていますが寄る年波には勝てずに体は動かなくなり車の運転も出来なくなり、思うように買い物も出来なくなるのは目に見えています。
そうなった時にこうやって近くまで新鮮な魚を持ってきてくれる移動販売業者があってくれれば素直にうれしいと思います。
水木ロードですので観光客の方も結構いらっしゃいます。
最近では韓国・中国・シンガポールなどからのお客様も多く来られています。
水木ロードも国際色豊かになってきて看板にハングル文字や英語・中国語などの表記があるのが当たり前になってきました。
鳥取県は一生懸命に豪華客船の誘致や米子空港から韓国への直行便をアシアナ航空を援助してまで行っていますが、ゲゲゲの鬼太郎だけで今後も旅行客を引っ張れるのか??と疑問に思う気持ちもあります。
まぁ、鳥取県の観光地は水木ロードだけではありませんが。
久し振りに仕入れたテナシイカ(ヤリイカ)を結構な量ご購入されて行かれました。
テナシイカ(ヤリイカ)は白いかなどと違って蝕腕と呼ばれる2本の脚が細く短いのでテナシ(手無し)イカと呼ばれています。
まだ卵は抱いていませんがもうすぐ産卵のシーズンになるので子持ちのテナシが市場に揚がってきます。
子持ちテナシイカの煮つけが最高に美味しく頂ける時期なのでお客様共々楽しみにしています。
水木ロードでの販売は時間にして30分程度ですが、入れ替わりお客様が来られて結構忙しい。
Aさん、アジの干物を追加ご購入ありがとうございました。
何点か移動販売地点を回って外江の西側、外江漁港の近くの移動販売地点へと向かいます。
この西灘神社のすぐ裏がすぐ外江漁港(西)になります。
毎年この西灘神社では夏祭りが行われ、神社の裏の広場にはステージが設置されてちびっ子達のダンスのお披露目や歌の披露などのイベントが催されます。
この外江の西地区は以前には酒屋兼立ち飲み屋兼食料品などの雑貨を扱う店が一店あったのですが、今はもうなくなってしまいました。
今ではこの地区の方は物を購入する店舗がないので買い物一つでも年配の方は苦労されています。
はまループバスの路線になるのでなんとか買い物などに出られているようですが、コンビニすらもない地区なので不便ですね。
西灘神社の前を南に60m程移動した地点が販売地点になりますが、到着する前にお客様が外に出られていて当店の車を待っています。
車が到着すると蟻が砂糖に群がるように車を囲み魚を選びます。
お客様も手慣れた様子でセルフで商品を選んでいきます。
今日は赤貝(サルボウ貝)を入荷していたのですが、この中海に面する地域の方には人気があるようで赤貝(サルボウ貝)が大量に売れました。
スコップで掬われているのが赤貝(サルボウ貝)、手前が夜泣き貝にハマグリ、手前左が宍道湖産シジミになります。
今日は赤貝(サルボウ貝)があったので珍しくシジミはあまり売れませんでした。
こちらの地区の方はなんでもかんでも煮付けで食べますw しかも味が濃いいw
青い帽子のおばあさんはサバと大福もちというキテレツな商品選びw
おばあさん方は地元で獲れていた魚介類が特に好きですね、赤貝(サルボウ貝)、シジミ、ヨナキガイなどに目がありません。
お客様同士も昔からの顔見知りなので年配者同士が買い物を手伝いあっています。
こちらのおばあさんなんかは腰が悪いので貝類を吟味することが出来ないので、顔なじみのお客様に選んでもらっています。
もう完全にたまり場と化していますw
でも昔からのお客様も本当に見事に年配者ばかりになってきました。
こうやって魚介類の移動販売をしていることがこの地域での年配者同士のコミュニケーションのきっかけ作りになっているなら、それはそれで嬉しいことです。