これまた変わった魚です、 マトウダイ と言います。
地方名に、カガミダイ(福島県、千葉県)、ハツバ(千葉県小湊)、カネタタキ(新潟県、愛媛県宇和島市)、クルマダイ(新潟県、富山県、石川県、福井県)、モンダイ(石川県能登町宇出津)、バト(福井県)、バトウ(京都府与謝郡、島根県)、ツキノワ(鳥取県)、オオバ(山口県萩市)、ホンマト(愛知県豊橋市)、マトウオ(和歌山県太地)、マトハギ(和歌山県串本)、マトウ(兵庫県)、ワシノイオ(福岡県)などがある。
漢名は「海魴」、別名に遠東海魴、日本的鯛、月亮魚などがあり、英語のdoryに基づく多利魚という言い方もある。
これだけ各地で違う名前があるってそれだけ身近な魚ということですね。
この魚は世界中でも食べられていて、地中海やオーストラリアでも珍重されています。
結構海外では評価が高いみたいですね。
大体秋から冬にかけてが旬で美味しく、こちらの方では主に刺身で食べられますね。
クセのない白身なのでいろんな方法で食されていて、刺身はもちろんムニエルや揚げ物、煮付け焼き魚となんでもOKのオールマイティープレイヤーです。
日本海側の方が刺身を好むようです。
いつも姿を見て驚かされるのですが、変わった格好の魚ですね~。
あの胴体の真ん中の黒い●はなんの為にあるんでしょうか?
蛾や蝶の紋様は鳥などの外敵から身を守るカモフラージュの役目があるのですが、このマトウダイの●だけは分りません。
でも、愛されていますw 境港の方にはw
ぜひ一度食べてみてください。
マトウダイの名前の由来をネットでググってみましたら、黒い●の模様が的(標的)のようであるからという説と、顔が馬に似ている=馬面(バトウ、マトウ)という2つの説があるようです。
まぁ、魚の種類も多いものです。
これは境港の方では「コト」と言います。
正式名称は「ホウボウ」です。
船釣りのジギングやインチクなどで底を狙うとちょくちょく釣れますね。
釣り上げた時の鰭の色は非常に鮮やかでウットリしたのを覚えています。
これが釣り上げて〆まして、お亡くなられて時間が経つと鰭の鮮やかな色が落ちて写真のような普通の色になります。
「コト」と呼ぶのは山陰というか鳥取、島根だけのようで他の地域では、キミ、キミヨ、キミウオなど、どこからそんな名前が付いたんだ?とツッコミたくなるような変わった名前が付いています。
そもそも「コト」って名前自体「琴」から来てるのか?
う~ん、魚の名前はよくわかりません。
今まさにネット検索しましたが、キミ、キミヨなどの名称は白身で上品な味なので敬称の「君」キミから来ているようです。
「君」とは殿様の事ですので、殿様が食する魚という意味からキミ、キミヨ、キミウオなどの名前が付いたようです。
じゃぁ、「コト」ってなんで?
はい、調べて見ました。やっぱり「琴」から来ているようです。
水中から空気中に上げると琴の様になくので「コト」らしいです。
ほんとですか~?w 琴の様に鳴く魚ってスゴイ!
私が釣り上げた時はとても琴の音色には聞こえなくて、グゥグゥ言ってただけのような・・
まぁ、あんまり詮索したり考えるのはやめときます。
それでいいです。
上品な味と言うように身は白身のサッパリした魚でクセがありませんので、刺身・焼き物・煮付け・から揚げ・干物となんでも美味しく食べられます。
私個人の印象としては東京では寿司ネタなどで人気があった記憶があります。
ちょくちょく東京に行ったりしていた時期があったのですが、寿司屋に行くと必ずホウボウがあって結構皆さん注文されていたのを覚えています。
これが1店とかではなく、私が行った寿司屋や小料理屋では結構な確率でホウボウの料理があったので、関東ではちょっとした高級魚扱いの人気がある魚だった気がします。
あくまでも私の気がするだけですから反対意見は却下します。
ぜひ一度食べてみてください。