我が家での犬との生活はかれこれ20年以上になります。
その間常に2頭~5頭のワンちゃん達と暮らしてきました。
愛犬との心洗われるような出会いや耐え難い悲しい死、見ているだけで辛い病気など、ワンちゃんに関する様々なアクシデントや日々の出来事と好むと好まざるとかかわらず過ごしてきました。
人が必ず死ぬように犬にも寿命がありますので、いつかは愛犬との別れは必ず訪れます。
どうしても避けることが出来ない愛犬の死は受け入れがたい程悲しいもので、しばらくの間はポッカリと心に穴が開いてしまいます。
いつかは別れが来ると頭ではわかっているんですが・・、いざ別れを前にすると愛犬の死を受け入れることが出来ませんでした。
「もっと遊んであげればよかった」「もっと・・・してあげればよかった」等、愛犬に死が訪れた時に飼い主として後悔したくないと思っていたので思い付く事は出来る限り努力しましたが、やっぱり色んな後悔を思いつきました。
特に思ったのがワンちゃんの健康面への気遣いでした。
我が家に最初に来たワンちゃん(アメリカンビーグル ♀)とは18歳9カ月でお別れしましたが、晩年は口に大きな腫瘍が出来てその腫瘍が邪魔して食事が上手く出来ず難儀していました。
年齢が年齢なので手術も出来ず優しい言葉をかけるしかできなかったです。
「普段の食事にもっと気をつけていればあの腫瘍は出来なかったかも? 死ぬまでの間不便で苦しい思いをしなくて良かったんじゃないか?」とこの時思いました。
死は避けられないが、せめて死ぬまでは健康で病気で苦しまないで欲しい。
もちろん長生きして欲しい。
そういう思いから添加物やよく解らない物が入っていないフードを作ろうと思い立ちました。
幸いなことに我が家は鮮魚店ですので新鮮で獲れたての魚の入手には不自由しません。
もちろんどこから持ち込まれたかよく分からない魚ではなく、境港で水揚げされる純国産で新鮮な魚です。
とりあえず手当たり次第に魚をジャーキーにしています。
健康面では肉食よりも魚食の方が優れているのは広く知られていて、肉の脂は多く取れば健康に悪いのに対して魚の脂は取れば取るほど身体に良い事は今や常識になりつつあります。
簡単に言うと肉の脂は中性脂肪やコレステロールを増やすのに対して、魚の脂は血液中の中性脂肪やコレステロールを減らすオメガ3脂肪酸を多く含む為、取れば取るほど身体に良いとされています。
中性脂肪やコレステロールが多いと動脈硬化の原因となるのはご存知の通りです。
オメガ3脂肪酸という言葉は聞き慣れないかも知れませんが、DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)などをオメガ3脂肪酸と言い、脳の働きをよくしたり血液の凝固を防ぎ血栓を予防する働きがあります。
タンパク質も豊富、ビタミンやミネラルも豊富です。
栄養面でいうと文句なしです。
境港で水揚げされたマグロでジャーキー、見るからに美味しそうw というか贅沢すぎるw
魚の干物やジャーキーというと塩分が高いというイメージを持っているかもしれませんが、干物や煮干しなどは塩を使って加工してあるので塩分は高めですが、刺身を食べても塩辛くないように魚の身の塩分濃度は高くありません。
かれこれ2週間ほど鮮魚から作った魚ジャーキーを毎日ワンちゃんに与えていますが、食いつきも良く便も問題なし、これまで与えていたドッグフードを徐々に減らしています。
ただジャーキーだけではワンちゃんに必要な五大栄養素(タンパク質、脂肪、炭水化物、ミネラル、ビタミン)のうち炭水化物を摂れませんので、あくまでも補助食品やおやつですね。
今後は炭水化物を含んだ 魚ドッグフード も作っていこうと思っています。
飼い主としてはよくわからない添加物を少しでも減らせているので成果はありますが、目指すところは完全添加物フリーですね。
魚ドッグフードなら食物アレルギーの原因となる鶏卵、牛乳、小麦などを完全排除できるのも良い所です。
何より飼い主が出所のわかる原材料で作っているということで安心感があります。
今回はイサキジャーキーの試食です。
イサキは旬が夏の魚で白身は旨味が強く、大変人気のある魚ですね、私も大好きです。
ドッグランに近づいただけでワンちゃん達が気づきましたねw
匂いはあまりしませんがさすがワンちゃんw
現在我が家で一番の古株のブリタニースパニエル♀(13歳)、奥歯が抜けてなくなっていますが美味しそうに食べました。年寄には皮無の方が良いかもしれないけど、ビタミンやコラーゲンなどは皮に豊富に含まれてるんだよね。
まぁ、時間が掛かってもいいですw ゆっくり食べてください。
アメリカンビーグル組は食い気に関しては非常に旺盛で何でも平らげるのであまり試食の意味はありませんねw
以前我が家にいたアメリカンビーグルが涙やけひどく、なんとか出来ないかと思っていました。
涙やけの原因の一つと言われている食物アレルギーも、 魚ドッグフード ならアレルゲンや添加物を使っていないので安心です。
商品化目指していますので、こうご期待!
追記
魚ドッグフード商品つくりました。