「特殊詐欺に対する注意喚起を行いたいので当店の移動販売で協力して欲しい」と境港警察署から打診がありました。
主に年配の方をターゲットにして口八丁手八丁で金銭を騙し取る卑劣な詐欺行為には常々憤りを感じていましたので、当然ながら快諾しました。
と言っても当店が出来る事と言えば「かやの号」や店舗に警察の方が作ったポスターを貼る事くらいですので、ほんのわずかな貢献しか出来ませんが。
早速「かやの号」にポスターを貼りました。
警察官に最近の特殊詐欺の事情を少し聞きましたが、いきなり電話が掛かってきて
犯人:「俺や、俺」
被害者:「(息子の)タカシか?」
犯人:「そうや、タカシや、会社の金を無くして・・」
なんていうベタな展開ではなくて、電話が掛かってくるのは同じですが
犯人:「市役所の者ですが、還付金があります」
など、役所の人間を名乗って「お金をお返しします」というパターンが増えているとの事、更にターゲットも50~60代へと若くシフトしているとの事です。
言葉巧みに誘導されて気付いたらお金を騙し取られているんでしょうね~、怖いですね。
当店のお客様は年配の方が多いので特殊詐欺の注意喚起をするにはドンピシャリのターゲットでしょうね、さすが境港警察。
長居はしませんでしたが当日は警察官も来られてお客様へ特殊詐欺に警戒するよう話し掛けられていました。
でもポスター貼っただけではあまり効果は期待できませんね、ほとんどの方はポスターをスルーしていましたのでw
それよりも不審電話があったとしてその事を周りに相談できる環境を作る方が防犯に役立つ気がしますね。
鳥取県でもコンビニの店員さんや銀行員さんが特殊詐欺を未然に防いだとちょくちょく耳にします。
お金を振り込もうとしていた被害者から話を聞いてみたらこれが特殊詐欺だったと。
お金を振り込む行動に出る前にワンクッション置いて、身近な人に相談することは出来なかったのでしょうか?
当店が役立てるとしたら孤立しがちな年配の方が世間話を出来る場所を提供することでしょうか。
世間話で「こういった不審な電話があった。」と話せば「それは怪しい、詐欺だと思う。」と言ってくれる方は世の中たくさんいると思います。