11月6日、日本海での ズワイガニ 漁が解禁されました。
漁場に近い兵庫県の港では11月6日の午後には港に水揚げされ既に初競りも行われ、兵庫県新温泉町の浜坂港ではなんと松葉ガニ( ズワイガニ の♂ )一枚に250万円もの値段がつきましたw
去年は鳥取港で500万円の値がついてビックリしましたが、今年はややお祝いムードは控えめだったのか去年の半値となりましたね。
ちなみに鳥取港では本日(7日)に「五輝星」が行われましたが最高値は50万円止まりとなり、平成27年に「五輝星」がブランド化されてから一番の安値となりました。
境港の競りで高値がつくかも・・と思いましたが本日「五輝星」は水揚げされず、今年の松葉ガニのご祝儀価格は250万円となりました。
松葉ガニ一枚に250万円というのも相当な値段ですがw
境港の魚関係では一年のうちで一番活気にあふれる松葉ガニシーズンが始まりましたが、コロナウイルスが原因のこの陰気な雰囲気を松葉ガニパワーで払拭して欲しいところですw
毎年の事ですが松葉ガニ、セコガニ共に解禁直後の値段はかなり高めで、贈答用や初物好きな方向けですね~。
特に松葉ガニは当店の地元のお客様が食事として食べるような値段とは程遠いので、当店では本日はパス。
セコガニも松葉ガニ同様かなり高めなのですが、解禁日を待ちわびているカニ中毒のお客様が多いのでセコガニのみ仕入ました
初物はやはり人気が高く皆さん争うように購入されましたw
ちなみに松葉ガニやセコガニを購入される際は、甲羅や脚が黒く汚れているヤケのカニを選びましょう。
松葉ガニをよく見てみると甲羅や脚に丸いブツブツが付いていたり、黒い汚れ(ヤケ)が付いているものがあります。
黒い汚れ「ヤケ」は、カニの表面の傷などに付着した汚れが蓄積したもので、害はありません。
このヤケがあった方が身が詰まっていると言われています。
甲殻類のカニは脱皮を繰り返して大きくなりますが、脱皮をすると当然ながら汚れていない=ヤケのない新しい甲羅になります。
カニの身が詰まっているかどうか(身入り)は、脱皮してからの経過時間に比例すると言われています。
ですのでヤケがある=脱皮してから汚れが蓄積するほど年数が経っている=身が詰まっているということになります。
甲羅の丸いブツブツはカニビルと言ってヒルの仲間の一種の卵です。
カニビルはカニの身に寄生したりすることはなく、また茹でると死滅しますのでなんら問題ありません。
また、甲羅に付着しているカニビルの卵は殆どが孵化後のもぬけの殻です。
ですのでみなさんカニを購入されてこのカニビルが甲羅に付着していても気にする必要はありません。
そのまま甲羅ごと鍋にぶち込んでもかまいません。
カニビルがついている方が身が詰まっているのはヤケがあるカニの身が詰まっているのと同じ理由です。
漁期は松葉ガニ(ズワイガニの雄)が来年の3月20日まで、親ガニ(雌)が今年いっぱいとなります。
セコガニ(親ガニ)は水産資源を守るために早めに終わりますので、気を付けましょうw
境港の美味しいズワイガニ、ぜひご賞味ください!