生きているうちにこんなウィルス騒動が起こるなんて想像もしていませんでしたが、目の前の水木ロードの静まり方を見て「これは現実なんだ」と感じさせられたのがおよそ1か月前。
報道を見ているとピークを過ぎた感がある新型コロナウィルスですが、境港の町は以前とは比べ物にならない程人が少なく活気がありませんね。
鮮魚関係では水産物直売センターなどが店を閉めているのと、居酒屋など料理屋さんが閉まっている関係で市場でも積極的に購入する仲買さんが少なく、魚が活発に取引されることなく活気がなかったですね。
観光客相手の水産物直売センターにお店を出している鮮魚店は「まったく魚が売れないからつまらない」とぼやいていました。
当店もお客様の出足が鈍った事で多少影響がありますが、地元のお客様メインですので観光客相手の鮮魚店ほど大きな影響はなかったです。
観光客相手の商売はキツイでしょうし、いつまでこの状況が続くのか先が見えないのも大きな不安ですね。
なんとか早い事もとの状態に戻ってほしいですが、人々の心に安心感が戻るのはまだまだ先のことでしょうね。
当店は移動販売/店頭の他に「鮮魚宅配サービス」で魚介類を販売していますが、非常事態宣言による自粛要請の影響で「鮮魚宅配サービス」を利用するお客様が増え、なんとか糊口をしのいでいけています。
ネットで注文を頂いて直接宅配するサービスですので、スーパーなどの不特定多数との接触を嫌うお客様に重宝されたようです。
店舗で販売している商品はほぼ全てと鮮魚の刺身、南蛮漬けなどの総菜を販売していますが、料理をしないで良いからか刺身や総菜が人気です。
境港サーモンも生で食べられる時期(活締め販売中)ですので、大人気の刺身の一つです。
3月末から始まった境港サーモンの販売ですが、当店での扱いは5月23日で終了します。
1年で2か月しか食べられない生の境港サーモン、一度口にすると美味しさにビックリすると思います。
今年食べなかった方は是非来年食べてみてください。
刺身5種盛り(境港サーモン/白いか/甘えび/ヒラマサ/鯛)も人気で、家族で手巻きを楽しむ方に人気のようです。
魚屋にとっては魚を美味しく食べて貰えるのが一番の楽しみですので、この自粛ムードが続く中宅配サービスでお客様に魚を食べて頂けることは大変うれしいことです。
旬の境港の魚介類をぜひ一度ご賞味ください。