お盆期間には魚が獲れないことが多いのと、お客様もお盆には来客や旅行などで鮮魚どころではない場合が多いので、当店は毎年長い夏休みを取らせてもらっています。
案の定今年はお盆ウィークには全く魚がなくて、市場に出ているわずかばかりの魚は普段見た事もないような金額で競り落とされていきました。
魚屋の性で市場に行ってどんな魚がどれぐらいの値段なのか知っておかないと気持ち悪いので、お店が休みでもついつい市場には行ってしまいます。
といった具合のお盆でしたので盆明けの今日は魚があることを願って市場に行きましたが、今日もあまり魚の量は多くはありませんでした。
ちょっとがっかりしましたが盆明けの良いところはすべての魚が朝獲れの新鮮なものなので、お客様に新鮮な魚を強くオススメできる日でもあります。
今日の魚で特にオススメだったのが、ヘイズダイとサバでした。
ヘイズダイは正式名称を「ヘイズダイ」と言い見た目はチヌに似ていますが、チヌよりも沖合で生息していて時に定置網に多くが掛かります。
鯛の仲間ですので白身の魚で旬は晩春から初夏と言われています。
境港では「ヘイズダイ」と呼ばれていて人気のあるスーパースターではありませんが、脇役として地味にみなさんに好かれている魚ですねw
魚はなんでも煮付けで食べるという境港の常連客もなぜかヘイズダイは塩焼きで食べる方が多いですね。
ヘイズダイは美保関にある定置網から境港市場に出荷されますが、サイズは小振りで25㎝程度の物が多いので一人一枚の塩焼きサイズに適しているんでしょうか。
塩焼きにすると皮の独特の甘さと身の甘さが楽しめる美味しい魚ですね。
大きめのサイズなら刺身で食べると最高に美味しいのですが、中々そこまでのサイズは見ません。
クセが無い魚ですのでカルパッチョやポワレ、フライなどどんな料理でも美味しく頂けます。
ぜひ一度ご賞味ください。
サバも最高に鮮度が良かったですね~。
ここ最近で一番と言っていいほどです。
背中の模様が色鮮やかで本日のお客様はサバに一番に目が行っていましたね。
お客様がどういった料理で魚を食べるのか興味があるのでお客様に食べ方を聞くことがあるんですが、今日初めて聞いたのが「サバの梅煮(梅干煮)」でしたw
どんな料理かと調べて見ると梅干しの実とサバを煮付ける料理ですが、サッパリとして美味しいとのことで人気があるようですね。
私のアンテナが錆びていたようで全くこの「サバの梅煮(梅干煮)」は知りませんでしたw
青物魚の王様のサバは脳の血流をよくするDHA、EPAという脂肪酸が豊富で、梅干しはクエン酸で疲労回復、抗酸化作用がありますので、最高の組み合わせですね。
新鮮なサバがあればぜひ皆さん「サバの梅煮(梅干煮)」挑戦してみて下さい。
私も一度挑戦してみますw
久し振りにノドグロ(アカムツ)も上がっていました。
言わずと知れた超高級魚のノドグロはやっぱり人気がありましたね~。
キロ当たり1万円を超える値がつく魚ってそうそうないですが、それだけ評価が高いという証ですね。
当店で扱うノドグロは写真の様に金魚サイズですが、ノドグロの良いところはサイズによっての味の違いがない点です。
大きなサイズでも小さなサイズでも王様ノドグロの味は変わらないので、こういった金魚サイズでも喜んで食べて頂けます。
ただ、いつも思いますがもうちょっと大きくなるまで待って水揚げすればノドグロの個体も増えますし、漁師さんは高値がついて喜びますし、数が増えて値段がこなれれば消費者も喜びます。
なんとかこういった水産資源の要であるチビちゃんを獲らず、皆が笑える漁業先進国になればいいなと願いますねw
やっぱりノドグロみたいなスーパースターを出来れば日常の食卓で食べたいじゃないですかw
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おいしそうな魚たち。
何かとすることいっぱいで、食べることがおろそかになっていました。ブログ見て、ちゃんと食べんといけんわ と思いました。魚買いに行きまーす❗ヘイズダイの塩焼き食べてみたい❗
またまた暑くて料理がおっくうになりそうですが、店まで来ていただけたら調理して渡せますよ。
あとは焼くだけ☺️ 楽ちんでしょ?
お待ちしておりまーす‼️