今年初、本日境港にマグロが水揚げされました。
毎年この時期からマグロが水揚げされますが、今年もやってきましたね~w
境港魚市場の鳥取県漁連側に所狭しと氷漬けされたマグロが並べてあります。
ひっきりなしに船から水揚げされたマグロがフォークリフトで場内に運ばれ、場内では内臓の取り出し、洗浄、計量、運搬、氷詰め、フォークリフトでトラックへ積み込む、という作業が途切れることなく無駄なく続いています。
なかなか壮観ですね~。
わかば丸から次々とマグロが釣り上げられて運ばれていきますが、その手際の良い事には感心しました。
境港に水揚げされるマグロは一年に獲ってよい漁獲枠が決まっていて、今年は1,000tの漁獲高まで獲れるとのことですが、なんと初日の今日水揚げされたマグロは45tもあったらしく、このままだたあっという間に1,000tの漁獲制限まで獲れてしまうよな~なんて話を関係者から聞きました。
マグロが獲れるのは鮮魚関係者である私も大変うれしいことですが、乱獲によって水産資源が枯渇しつつある現状を見るとやっぱり漁獲制限は必要だよな~と思いますね。
獲れ高を制限している松葉ガニやマグロなどは水揚げが以前よりも増えていますからね~、同じようにノドグロやサバ、アジなんかも規制すれば水産資源も再生するんじゃないかと期待してしまいます。
船から場内に運び込まれたマグロは、お兄さんたちにアッという間にエラや内臓を取り出されて行きます。
これが物凄い手際が良くてその慣れた手さばきに見とれてしまいました、スゴイですね~。
マグロ1本処理
するのに20秒も掛かっていないと思います。
これだけ手際が良いのを見ると境港で水揚げされたマグロの鮮度は申し分ないと思いますね。
エラと内臓と取り出されたマグロは綺麗に水洗いされて運ばれ、今度は計量されます。
これ結構な重労働ですね~。
私が作業したら多分次の日は筋肉痛と腰や肩などのあらゆる部分が痛んで仕事にならないと思います。
ほんと大変な作業です。
次々と秤にかけられて目方が計られて行きますが、これもまたお兄さんたちの手際が良くて感心ですね~。
まぁ、まごまごしていると怒声を浴びるのが魚市場という場所ですので、のんびりとは出来ませんね。
目の前で計量されるマグロは大体30㎏前後が多かったですが、写真の様にでっぷりと太っていて思わず頭の中にトロがちらついて涎が出てきそうでした。
計量されたマグロは重さの札を張られてフォークリフトに積まれます。
フォークリフトに積まれたマグロは市場の東端に運ばれて腹や頭に氷を詰められます。
何台ものフォークリフトがひっきりなしに往復してマグロを運搬しています。
これだけの多くの人がかかわるのがマグロの水揚げなんですね。
とにかく驚くのが皆さんプロフェッショナルで作業が滞ることがなく、マグロは次々に処理されて次の工程へと進んでいきます。
次に氷詰め作業ですがこれも人海戦術で氷詰めをしていきます。
氷を詰める作業をする人達だけでも50人近くはいたんじゃないでしょうか。
場内が活気に溢れていてなんだか嬉しくなってしまいました。
見事な連係プレーで次々とマグロが氷の上に並べられていきます。
これだけマグロが並んでいると壮観ですね~。
境港はやっぱり魚が獲れてなんぼの街ですね~、こうじゃなくっちゃw
そして次は並べられていたマグロをパレットに乗せてトラックに積まれて配送されていきます。
毎年多くのマグロの水揚げがあるのでマグロの処理工程も見事にシステム化されていましたね~。
鮮魚ですので処理が滞れば鮮度に直結するので関係者も気を付けているんでしょうね。
今年も新鮮なマグロを頂ける季節になりました。
ぜひ境港の美味しいマグロをご賞味ください。