昨年の夏頃の話ですが、しまね小中学生新聞コンクールのテーマとして島根県の小学生にインタビューを受けました。
しまね小中学生新聞コンクールとは、山陰新報社が主催する新聞コンクールで、島根県の小中学生がテーマを決めて取材をし、手書きで新聞紙面を編集・作成してその内容を競うというコンクールです。
テーマは自由で毎日の生活の中で感じた事や、家族の事、近所の人の事、学校で習った事や身近な事まで、自分の思い(スクープ)を新聞にしてみよう!という内容です。
良い試みですね~、子供が普段感じることをインタビュー取材などを通して情報収集し、原稿を書くことで情報を整理・理解し、それを新聞として発信する、ただ覚えるだけの勉強ではなく子供たちの行動力と創造力を高める良い企画だと思います。
今回当店に取材に来られたのは当店のお客様の子供さん達で、男の子2人に女の子1人の元気な小学生3人でした。
当店に来る前に魚市場を見学に行ったり、漁法を調べたりと取材が本格的でしたねw
魚市場やカニかご岸壁の方は今は関係者以外立ち入り禁止だったので、中には入れずセリも見ることは出来なかったようです。
今は境港市場は予約をすれば見学できるようになっていますので、興味がある方は見学に行って競りを見るのもいいかもしれません。
料金一人 300円
早速インタビューを受けました。
当店の成り立ち・歴史から始まり、鮮魚店としての当店について様々な質問を頂きます。
Q.かやの魚店の歴史を教えてください。
A.昭和30年頃、創業者が大八車を引いて行商をしていたのがお店の始まりです。
それから9年ほどして車で販売するようになりました・・・・
小学生とは思えない程インタビューは熱心で、こちらも気を引き締めて真剣に答えていきます。
Q.カレイやヒラメは何で白い方を上にして売るの?
A.反対にすると充血して美味しく見えなくなってしまうからだよ。
Q.残った魚はどうするの?
A.ミンチにしたり、調理して高齢者施設の給食用などにしています。
Q.「あら」の処理はどうするの?
A.あらを飼料や肥料に加工する業者に引き取ってもらっています。
次々に質問を投げかけてはこちらの話すことをメモに取っていきます。
これはお子さんにとって良い経験になりますね。
インタビュー内容も保護者の方と話して、どんな事を聞けばよいのか打ち合わせてきたのが良く伺えます。
子供にとってももちろんですが、親子で新聞作りを作り上げていく過程は保護者にとっても良い経験ですね。
インタビューが終わると魚(イワシ)の手開き体験です。
ぎこちないですがイワシを手で開いていきます。
やったことがないので力加減が分からずに頭がもげたりしていますw
真剣なまなざしでイワシを開いていきますねw
これだけ何事も熱心に出来たら絶対に将来出世するよ、君たちw
苦労していましたが何とかイワシも手開き出来ました。
手開きしたイワシは持ち帰ってお母さんに料理して貰ったようですw
手開き体験のイワシはムニエル、しじみは味噌汁で。
美味しかったかな?w
当日は台風の影響で魚があまりなかったのが残念でしたが、良い経験になったでしょうか?
これを機会にお魚を好きになってくれたら嬉しいですね~。
「しまね小中学生新聞コンクール」は保護者とお子さまが一体となって新聞を創り上げる、とても素晴らしい企画ですね。
今回の新聞も出来が良くて感心しました。