「 ののこめし 」とは、油揚げの中に生米、生野菜を詰め、だし汁でじっくりと炊き上げた郷土料理で、昔から「いただき」とも呼ばれ、鳥取県西部地域を中心に大変親しまれています。
昔は、何か特別な行事があった時などに各家庭で作られ、近所に振る舞われたそうです。
当店で扱う「ののこめし」は当店のご近所さんの「こめや産業」さんが製造しており、国産の素材にこだわって作られ、化学調味料・着色料・保存料は一切無添加の優れモノです。
鳥取県産米コシヒカリ、鳥取県産干し椎茸、国産人参、ごぼう、島根県産醤油を使っていて、素材の風味が活きる、だし醤油香る炊き込みご飯で、地元の人には馴染み深い商品です。
この「ののこめし」は最近扱いだしたのですが、これが結構な人気があって、移動販売で車に積んでいくと最終地点までに売り切れてしまう程です。
特に年配のお客様が争って買って行きますね。
元々境港は炊き込みご飯をよく食べる地域ですので、「いただき」も地元の郷土料理として食べられてきたことが伺えます。
地域によっては具材が違い昔はサルボウ貝を使ったものや、鶏肉を使ったものもあったそうです。
境港の外江地区でも人気ですが、どちらかと言うと渡地区などの海から少し離れた地域の方が好んで食べる印象がありますね。
当店の店頭にも置いていますし、通販でも扱っています。
ぜひ一度山陰の郷土料理「ののこめし」、ご賞味ください。
板ワカメ 佃煮当店では鮮魚以外にも「ののこめし」などの加工食品や、板ワカメ・海鮮ふりかけ・もずくのりなどの海産物加工品も扱っています。
今に始まったことではありませんが、これが年配のお客様に大変ウケていて、のりや佃煮を購入頂いています。
アジやイワシを買ってももう料理が面倒だと言われる方が増えて、鮮魚に代わってこういった海産物の加工品を求めるようになってきましたね。
井ゲタさんのもずく、こめや産業さんのヒジキなどが人気ですね~。
どちらも地元境港の加工食品屋さんですが、根強く愛されています。
最近は移動販売に車で着いても鮮魚を購入せずに加工食品だけ購入される方も増えてきました。
当店のような移動販売業者に求められる、品揃えや役割が少しずつ変わりつつあるのを肌で感じていますね。
移動販売のお客様は殆どが年配の方ですので、買い物に困っている状況がヒシヒシと話をしていて伝わってきます。
平たんな地域ではまループバスが市内を網羅している境港でも、こうして買い物弱者になる現状を見ると、私が年配になった時にはどうなっているんだろうと暗澹たる思いになります。
つぼ漬け昆布にみくりやの「板わかめ」、大変人気があります。
特にみくりやの「板わかめ」はスーパーでも売られていて、ここ境港では多くの方に食べられている板ワカメですね。
色々板ワカメは買ってみるのですが、辛過ぎる板ワカメが多くて結局みくりやの「板わかめ」に落ち着きました。
適度な塩加減なのでおやつの様にそのまま食べても美味しいですし、お茶漬けや御飯に振りかけて食べても美味しく頂けます。
こういった加工食品も海辺の地域ではなく、渡などやや海から離れた地域で人気が高い傾向がありますね。