今年に入って大漁が続く境港市の境漁港に19日、1807トン(速報値)のサバの水揚げがあった。市水産課によると、サバの1日の水揚げとしては、記録が残る2010年以降で最高という。
同市昭和町の境漁港岸壁では、サバを積んだ鳥取、島根両県などの巻き網漁船の運搬船11隻が次々と接岸。
水揚げ作業が終日続き、愛媛や大阪など県外からも運搬車が駆け付け、加工用や養殖の餌などに引き取られた。
県水産試験場(同市)によると、境漁港でのサバの水揚げは秋から冬が中心で、ほとんどが0~1歳。
田中秀一研究員は「群れが隠岐島周辺にとどまっているようだ。水塊配置が水揚げが好調だった16、17年と似ているので、春先まで漁が続けば」と期待している。
この日の水揚げは計1947トンで、他にワラサ(ブリ類)100トン、ベニズワイガニ40トン。千トン以上の大漁は2日ぶり、今年4回目。(久保田恭子)
引用 日本海新聞 2018年1月20日