鳥取県境港市の人気観光スポット、水木しげるロードの今年の入り込み客数が23日、200万人を突破した。200万人は近年の年間目標数。昨年より約1カ月遅い達成となったが、リニューアル工事の影響が心配されていただけに、関係者は胸をなで下ろしている。
市通商課によると、23日午前10時半に入り込み客数が200万103人に達した。
昨年は11月20日に2年ぶりの200万人の大台に乗り、年間で214万6545人(前年比9%増)を記録。しかし今年は、5月からロードの道路改良工事が本格的に始まり、観光客の減少が懸念されていた。
市は、工事で一時的に取り外す妖怪ブロンズ像の設置場として設けた野外展示「世界妖怪会議」など、工事中でも楽しめる魅力を発信したことなどが奏功したとみている。
中村勝治市長は「ロードを愛する皆さまに支えられ、200万人を突破することができた。工事が予定通り完成できるよう努めていく」とコメントした。
28日午前11時からは、水木しげる記念館(同市本町)前庭などで「水木しげるロード大感謝祭」が行われ、関係者や観光客らが着ぐるみの妖怪たちと200万人突破を祝う。(井川朋子)
引用 日本海新聞 2017年12月24日