最近ナマコが市場に揚がっていますので、試食がてら ナマコ酢 を晩御飯で頂きました。
境港ではナマコ酢は三杯酢で食べるようですが、我が家は柚子と醤油の二杯酢+大根おろしで頂きます。
柚子のさっぱりしたしぼり汁と醤油がナマコによく合います。
大根おろしは出来れば辛めの方がなお美味しく頂けます。
このナマコという生き物を最初に食べた人って勇気あるよな~なんていつも思います。
私がナマコという存在を知らずにこのナマコを見たとして、果たしてこれを食べてみようと思うでしょうか?
絶対にそんな事は考えずにただ、気持ち悪いと思うだけでしょう。
世の中スゴイ人っているんですね~。
このナマコは日本人とは古くからのお付き合いで、「古事記」にナマコの事がのっているほどです。
日本人とナマコの関わりは古く、712年に編纂された日本最古の歴史書『古事記』にその記述が見える。天孫降臨の際、アメノウズメ(猿女君の始祖)が魚たちを集め「神の御子(天孫たるニニギ)に仕えるか」と問うたとき、ナマコだけが答えなかった。怒ったアメノウズメは小刀でナマコの口を裂いた、という内容が記されている。
Wiki ナマコより
また、ナマコの持つ成分は水虫の薬としても実用化されていて、医学的にも貢献度が高い生き物です。
青ナマコと赤ナマコのどちらが美味しいかとよく聞かれますが、人の好みによりますと答えています。
世間では赤ナマコが美味しいと言われていて値段も青ナマコより高いですが、青ナマコのクセと食感が好きという方も多く、当店の地元のお客様は青ナマコを好んで食べます。
境港の外江地区だけのことなのかどうか分かりませんが、私もどちらかというと青ナマコの方が好きですね。
どちらも今が美味しく食べられる時期ですので、ぜひ一度ご賞味ください。
白身の刺身は手前一列がスズキ、奥の一列が鯛、右の刺し身はハマチになります。
タイも今美味しい時期で、さっぱりした白身に脂がのっていて上品な味が楽しめます。
今日はカルパッチョもせずに刺身で頂きましたが、やっぱり白身の刺し身は飽きが来ないですね。
スズキもサッパリとしたクセの無い身で、これも上品な味わいです。
スズキの場合は味が濃いのが好きな方には少しもの足りないかもしれませんね。
セイゴ・スズキはクセがないのでカルパッチョ・マリネ・フライなどどんな料理でも美味しく頂けます。
宅配サービスのお客様はフライで食べるという方も結構多くて、特にお子さまが白身魚のフライが好いているようです。
程度の良いスズキ・セイゴが最近揚がっていますので、こちらもぜひ一度ご賞味ください。
あとは最近干物作りに精を出して作っている鯛の干物です。
小振りですが脂がとてものっていて大変食べごたえがありました。
柚子かポン酢などの柑橘系の搾り汁をかけてやれば、脂と合っていて大変美味しく頂けます。
我が家の場合は柑橘系といえば柚子ですが、これが本当によく合います。
鯛の身をほぐして御飯にかけてお茶漬けにすれば、これもまた大変味わい深いお茶漬けの出来上がりです。
鯛の干物も今美味しいですよ、ぜひ一度ご賞味ください。