今日も見事に魚がなかったです。
これだけ魚がないと鮮魚を扱っている当店のような小売業者はしんどいですね~。
ちょうど大福丸事故から1年なので漁業関係者の間で時化での出漁を自主規制しているようです。
時間止まったまま 大福丸事故1年、家族ら苦しみ続く
松江市美保関町沖の日本海で田後漁協(岩美町)所属の底引き網漁船「大福丸」(76トン)が沈没し、4人が死亡、5人が行方不明になった事故から14日で1年となる。国の運輸安全委員会は11月、事故調査報告書を公表し、詳しい事故の状況が明らかになってきた。乗組員の家族らは船主を相手に民事提訴し、境海上保安部は業務上過失致死容疑で捜査を続けている。
事故現場が美保関灯台沖約1700メートル付近の海域との事ですが、あそこは3方向から波が合わさる危険な水域というのはこちらの漁業関係者や船舶関係者なら誰でも知っている事です。
まして波高が4mでしかもけん引するロープが短か過ぎてと、起こるべきして起こった事故と言えます。
漁業関係者に聞きましたが、波が高くて危険な時に他の船が出漁を見合わせてもこの大福丸だけは出漁していたという事がこれまでに多々あったようです。
しかも船の整備不要も指摘されています。
ここから先は単なるうわさ話なので真実かは分かりませんが、大福丸を所有する「大福水産」は今回の事故で多額の保険金が入ったとのことです。
乗組員の家族が「大福水産」相手に民事提訴しているところを見ても、「大福水産」の人命軽視の姿勢と事後対応の悪さは嘘ではなさそうです。
しかも鳥取地裁で開かれた第1回口頭弁論に「大福水産」側の人間は出廷すらしていません。
5名の遺体がまだ不明のままですが犠牲者の冥福を祈ります。
船が出なければ魚はありません。
今日はお客様から予約注文を受けていた活ガニを入荷。
境港漁連の生け簀に松葉ガニが活かしてありますので、こちらは時化は関係ありません。
早く海神様の機嫌が直って大漁旗を掲げた船が帰ってくるように祈っています。