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ガンゾウガレイ、ヒラメ、舌平目、マスカレイ(マコガレイ、城下ガレイ)/新鮮な魚があるって嬉しい

ガンゾウガレイ 本当はヒラメだった!

最近は時化で魚がなくて魚屋の当店は非常に寂しかったです。

小売店としてただ商品がないというだけでなくて、やっぱりたくさん魚が獲れてこそ境港鮮魚関係、市場などをはじめ境港が活気づく気がします。

漁師さんもつまらないみたいで知り合いの漁師さんは時化の時はパチンコばっかりです。

当店のお客さんもやっぱり魚がたくさんあった方が見るのも選ぶのも楽しそうなので、時化はほんと勘弁してほしいですね。

今日は久しぶりにガンゾウガレイがありました。

ずっとこのガンゾウガレイを見て思っていましたが、これはカレイではないですね。

左ヒラメの右カレイの法則から行くとこれはヒラメだよな~と思っていましたが、ググってみてやっぱりヒラメでした。

正式名称は「ガンゾウビラメ」です、がしかしながら関西での正式名称は「ガンゾウガレイ」となっていました。

種類がヒラメなのは間違いないですが西の方はカレイを名称につけるんですね、不思議。

ガンゾウガレイ(左)、舌平目(右)

旬は秋~春で境港の地元の方は煮付けで食べるのがほとんどです。

やっぱりあまり獲れないのもあるのか人気があって、今日のお客さんは真っ先にガンゾウガレイを選んでいました。

ヒラメの一種なのでムニエルでもフライでも刺身でもなんでも食べれますが、一番おいしい食べ方はやっぱり煮付けらしいです。

そのお客さんも煮付けが一番おいしいとおっしゃってました。

写真右手は舌平目です、私の年代では舌平目といえばムニエルが思いつきますがこちらの方は煮付け一辺倒。

たまには違う食べ方を試してみましょうよw

魚の切り身に塩コショウで下味をつけ、小麦粉などの粉をまぶし、バターで両面を焼いた後、レモン汁を振りかける。外側のカリッとさせた食感と、中の柔らかい身の違いが好まれる。ウシノシタ(舌平目)やスズキなどの白身の魚や、マス・サケ類がよく用いられる。

レモンソースの他にバルサミコソースやタルタルソースをかける場合もある。ホワイトソース(ベシャメルソース)や、オーロラソース、醤油風味のソースが用いられることもある。

Wiki ムニエルより

私がムニエルを好きなのもありますが、特に鰭部分のカリッとした縁側の部分が好きで柚子かレモン汁と醤油で食べることが多く、辛口の白ワインによくあいます。

左ヒラメの右カレイ

ヒラメ、マスカレイ(城下カレイ)

これが本当の左ヒラメの右カレイの図ですね。

左がヒラメ、右がマスカレイ(マコガレイ、城下ガレイ)で右の城下ガレイはこの間の鶴瓶の家族に乾杯で取り上げられていました。

マスカレイは旬は春~秋ですが年中獲れます。

刺身がダントツの人気で、カレイの刺し身と言えばこちらの地方ではこのマスカレイ(マコガレイ、城下ガレイ)の刺し身のことを指します。

煮付けでもカレイの煮つけと言えばこのマスカレイ(マコガレイ、城下ガレイ)が一番人気でカレイの中では刺身、煮付けにすると一番美味しいと個人的には思います。

しかもとても新鮮で活きがいい!

ぜひ一度ご賞味ください、オススメです。

左のヒラメは刺身、寿司ネタで大変人気がありまた高級な魚になります。

旬は冬で今からの季節が特に美味しくて、夏の痩せたヒラメは全く美味しくありません。

私の家では魚が豊富にあるのでヒラメの価値があまり分かっておらず、新鮮な魚も丸ごとから揚げにして食べていました。

なんとまぁ食べ方を知りませんでしたね。

私は刺身で食べる身はもちろん、縁側部分の歯ごたえがとても好きでヒラメと言えば縁側のあのコリコリとした食感が頭に浮かびます。

もちろん刺身だけでなくムニエルやから揚げにしても美味しく頂けます。

その場合は5枚おろしか7枚おろしにして調理してやります。

釣りの話になりますが、ヒラメは弓ヶ浜からのルアーで釣りを楽しむことができます。

ただサイズは座布団などは滅多に掛からず、ソゲクラスです。

私の場合は船釣りが主だったのですが、美保湾の砂泥地帯でインチクやジグを躍らせてやるとヒラメが良く食いついてきました。

魚の習性なのか海底に張り付いているイメージのヒラメですが、ルアーを落としていくとルアーが底に落ちる前にはもう魚が掛かっています。

獲物を見ると飛び上がって食べるんでしょうね。

それとヒラメは近くで見ると顔が怖いです。